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多焦点眼内レンズ

 

単焦点眼内レンズ

現在よく使用されている単焦点眼内レンズでは、レンズの焦点が一つのため画質はきれいです。しかし選択した距離以外にはピントが合わないため眼鏡が確実に必要となります。

 

多焦点眼内レンズ

2004年頃から海外で使われ始め、日本では2007年に厚生労働省の認可が下りました。

初期の多焦点眼内レンズは、焦点が二点(遠・近)のタイプで、1m前後が見えにくい、コントラストが落ちハッキリ感が薄れる、街灯や車のライトがギラギラまぶしく見える(グレア)、光の輪がかかって見える(ハロー)などの症状が出ます。この症状の感じ方は人それぞれで、すぐ慣れる人もいれば、慣れるのに時間がかかる(3~6ヶ月)場合もありました。ときに時間をかけても慣れないなど個人差がありました。

多焦点眼内レンズは進化しています。数年前から焦点の幅が広く自然に見えるもの、最近では焦点が三点(遠・中・近)タイプのものが主に使用されています。これらの多焦点眼内レンズは従来のレンズより違和感が少ないというデータが国内外の学会で報告されています。

ただし、眼の中に入る光が遠中近に分散されるために、若いころとまったく同じ見え方になりませんので理解が必要です。

 

現在、主に使用されている多焦点眼内レンズでも、精密な作業をされる方や運転を職業とされる方の場合は慎重に考えた方がよいと思います。

一言でいえば「画質は多少落ちてもいいから白内障手術後はできる限り眼鏡をかけたくない」と思っている人には多焦点眼内レンズは適していると考えられます。現在では術後に眼鏡が必要でない方が、約80~95%程度です。多焦点眼内レンズが進化し、見え方も自然になり、なじみやすくなったため適応の範囲が広がっています。

 

多焦点眼内レンズ製品紹介

二焦点(テクニス マルチフォーカル)

焦点は二点で焦点の位置はレンズの種類により異なります。比較的近見重視の方に向いている多焦点眼内レンズです。

焦点拡張型(シンフォニー)

焦点の幅が広く自然に見え、違和感が少ないというデータが国内外の学会で報告されています。コントラストはほぼ単焦点眼内レンズと変わらず、ハローやグレアもある程度抑えられています。遠方~50㎝に比べ、30~40cmの見え方は弱めで老眼の初期をイメージして頂く必要があります。

三焦点(パンオプティクス)

焦点が三つある多焦点眼内レンズです。焦点は近方(40cm)・中間(60cm)・遠方と、各焦点が生活に必要な絶妙な距離に設定されています。

各レンズでの距離による見え方の質

 

多焦点眼内レンズに関する費用

焦点拡張型、三焦点ともに

*手術当日に支払いが必要です。(支払いは現金に限ります)

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